専門学校ではない?アミューズメントメディア総合学院の認可やメリットを解説

アミューズメントメディア総合学院が専門学校ではないか気になる学生 声優

「アミューズメントメディア総合学院は専門学校じゃないの?」と不安や疑問をお持ちではありませんか。
実はアミューズメントメディア総合学院は、認可を受けていない『無認可校』で、専門学校ではありません。
学校法人でなく、エンタメ業界のAMGグループの会社として運営されています。
しかし、だからこそ声優事務所やアニメ制作会社との繋がりが強く、プロダクション直接所属合格率も92%と驚異的な実績を誇っています。
この記事を読めば、認可の状況や、専門学校ではないからこその独自の教育メリット、注意点が明確に分かります。
情報不足で進路選択を誤り後悔しないために、本記事で詳細を確認し、あなたに最適な学びの場を見極めましょう。

1. アミューズメントメディア総合学院は専門学校ではない?

エンタメ業界、特に声優やゲームクリエイターなどを目指す方にとって、進路選択は非常に重要です。
この章では、アミューズメントメディア総合学院の位置づけについて、専門学校の定義や認可・無認可の違いを踏まえながら詳しく解説します。

1.1 専門学校(専修学校専門課程)の定義とは

一般的に「専門学校」と呼ばれるのは、私立の場合は都道府県知事、公立の場合は教育委員会、国立の場合は文部科学大臣に認可された高等教育機関です
専門学校として認可されるためには、以下のような基準を満たす必要があります。

  • 修業年数が1年以上であること
  • 年間の授業時数が800時間以上であること
  • 生徒数が常時40人以上であること
  • 施設を自己所有していること など

これらの基準を満たし、学校教育法に基づき公的機関からの認可を受けた教育施設が「専門学校(専修学校専門課程)」となります
一定の要件を満たして卒業すると、課程に応じて「専門士」や「高度専門士」の称号が付与されます。

1.2 認可校と無認可校の違い

教育施設には、公的機関から認可を受けて設置される「認可校」と、そうでない「無認可校」が存在します

認可校であれば名称に「専門学校」という文言を使用することができますが、無認可校の場合は使用することができません。
他にも、以下のような特徴と違いがあります。

区分認可校無認可校
卒業時の称号専門士、高度専門士など(要件を満たした場合)なし(独自の修了証などは発行される場合がある)
通学定期・学割通学定期券、美術館・博物館などの学割が適用される原則として適用されない(一部例外あり)
日本学生支援機構の奨学金利用可能利用できない(新聞奨学会制度・教育ローンなどは別)
カリキュラム一定の基準に基づいたカリキュラム編成自由なカリキュラム編成が可能

認可校は法的な基準を満たしている安心感がある一方、無認可校は独自の教育方針やカリキュラムを柔軟に展開できるというメリットがあります
どちらが良いかは、学ぶ目的や個人の価値観によって異なります。

1.3 アミューズメントメディア総合学院は「無認可校」

アミューズメントメディア総合学院(AMG)は、上記で説明した学校教育法に基づく「専門学校(専修学校専門課程)」としての認可は受けていません。
したがって、アミューズメントメディア総合学院は「無認可校」に該当します。

しかし、無認可校であることが必ずしも教育の質が低いことを意味するわけではありません
アミューズメントメディア総合学院は、独自の教育システムや業界との連携を強みとしており、多くの卒業生をエンタメ業界に輩出しています。
次の章では、その教育内容やメリットについて詳しく見ていきましょう。

2. 専門学校ではないアミューズメントメディア総合学院ならではのメリット

アミューズメントメディア総合学院は、学校教育法上の専門学校(専修学校専門課程)ではありません。
しかし、だからこそ実現できる独自の教育システムと業界との強固な連携により、多くのメリットを提供しています。

ここでは、専門学校という枠にとらわれない本学院ならではの強みをご紹介します。

2.1 現役声優が直接指導する授業

アミューズメントメディア総合学院の大きな特徴の一つは、第一線で活躍する現役のプロ声優が講師として直接指導を行う点です。
これは、カリキュラムの自由度が高い無認可校だからこそ実現しやすい体制と言えるでしょう。
現場で培われた最新の技術や知識、心構えをリアルタイムで学ぶことができるため、生徒は実践的なスキルを効率よく習得できます。

プロの講師から直接フィードバックを受けることで、自身の課題を明確にし、デビューに向けた具体的な目標設定が可能になります。
ボイストレーニングや演技レッスンなど、プロの視点からのきめ細やかな指導は、声優としての実力を高める上で非常に重要です。

2.2 業界との強い連携・インターンシップ制度

アミューズメントメディア総合学院は、長年にわたりエンタテインメント業界との太いパイプを築いてきました。
だからこそ実現できる、劇場アニメやドラマなどのコンテンツ・企画制作に、在学中から声優として参加できるインターンシップ制度が魅力です
これにより、生徒は実際の仕事の流れや現場の雰囲気を肌で感じることができ、卒業後のキャリアを具体的にイメージする助けとなります。

また、インターンシップでの経験や実績が、そのままデビューや事務所所属に繋がるケースも少なくありません。
業界が必要とする人材を育成するための実践的なカリキュラムが、この強い連携を支えています。

2.3 学内オーディションに75社以上が参加

アミューズメントメディア総合学院では、毎年多くのプロダクションが学内オーディションを開催します。
75社以上もの事務所が、1社ずつ開催するこのオーディションは、生徒にとって自身の才能をアピールし、デビューのチャンスを掴む絶好の機会です

このようなオーディションが実現できるのも、学院が業界から寄せられる信頼の証と言えるでしょう。
オーディション対策も充実しており、生徒一人ひとりが自信を持って臨めるようサポート体制を整えています。

2.4 プロダクション直接所属合格率92%

アミューズメントメディア総合学院の特筆すべき実績として、プロダクションへの直接所属合格率の高さが挙げられます。
学院の発表によれば、その合格率は92%に達しています。

これは、単にオーディションの機会が多いだけでなく、そこで結果を出せるだけの質の高い教育が行われていることを示しています
現役プロによる指導、実践的なカリキュラム、充実したデビューサポート体制が、この高い所属率を支える要因と考えられます。
多くの生徒が、養成所などを経ずに直接事務所への所属を果たしています。

プロダクション所属実績
青二プロダクションアクセルワン
WITH LINE尾木プロ THE NEXT
アミュレート81プロデュース
賢プロダクションサンミュージック
ホーリーピークマウスプロモーション
ゆーりんプロRush Style
他多数

2.5 多数の有名声優デビュー実績

アミューズメントメディア総合学院は、これまで数多くの有名声優を輩出してきました。
アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーションなど、様々な分野で活躍する卒業生が多数存在します。

卒業生名主な出演作・活動(一部抜粋)
柿原 徹也『FAIRY TAIL』(ナツ・ドラグニル役)、『天元突破グレンラガン』(シモン役)など
伊藤 かな恵『ONE PIECE』(キャロット役)、『花咲くいろは』(松前緒花役)など
羽多野 渉『ムヒョとロージーの魔法律事務所』(ペイジ・クラウス役)、『僕のヒーローアカデミア』(心操人使役)など
芹澤 優『3D彼女 リアルガール』(五十嵐色葉役)、『賭ケグルイ』(夢見弖ユメミ役)など
小林 裕介『Re:ゼロから始める異世界生活』(ナツキ・スバル役)、『Dr.STONE』(石神千空役)など

これらの実績は、学院の教育レベルの高さと、業界で通用する人材育成能力を証明するものです
これから声優を目指す方にとって、先輩たちの輝かしい活躍は大きな目標となり、モチベーションを高める要因となるでしょう。

専門学校という枠組みにとらわれず、個々の才能を最大限に引き出す教育方針が、多くのスター声優誕生に繋がっているのかもしれません。

3. アミューズメントメディア総合学院入学前に知るべき注意点

アミューズメントメディア総合学院への入学を検討する際には、事前にいくつかの注意点を理解しておくことが重要です。

3.1 学割や公的奨学金の利用について

アミューズメントメディア総合学院は、学校教育法における認可専門学校ではないため、一般的な専門学校生が利用できる通学定期券、美術館・博物館の学生割引の対象外となる点に注意が必要です。
これらの割引は、認可された学校の学生であることを前提としているためです。

また、日本学生支援機構(JASSO)が提供する公的な奨学金制度についても、原則として利用対象外となります。
ただし、新聞奨学会制度や国の教育ローン、信販会社の提携教育クレジットを利用することができますので、学費の支払い計画を立てる際には、必ず資料請求で確認するようにしましょう。

以下に、認可専門学校とアミューズメントメディア総合学院における一般的な違いをまとめました。

区分認可校アミューズメントメディア総合学院
通学定期・学割通学定期券、美術館・博物館などの学割が適用される原則として適用されない(一部例外あり)
日本学生支援機構の奨学金利用可能(審査あり)利用できない(新聞奨学会制度は別)
国の教育ローン利用可能(審査あり)利用可能(審査あり)

3.2 卒業後の学歴と専門士称号の有無

アミューズメントメディア総合学院を卒業しても、学校教育法に基づく「専門士」「高度専門士」の称号は付与されません。
したがって、最終学歴はアミューズメントメディア総合学院入学前のもの(例えば、高等学校卒業など)となります。

しかし、エンターテインメント業界、特に声優やアニメーター、ゲームクリエイターなどの分野では、学歴や称号よりも個人の実力、スキル、そして実績が重視される傾向が強いです
そのため、「専門士」の称号がないことが直接的にデビュー・就職の妨げになるケースは少ないと考えられます。

将来的に一般企業への就職や、学歴が問われる可能性のある進路を視野に入れている場合には、この点を理解しておく必要があります。

3.3 「専門学校ではない」ことのデメリットはある?

「専門学校ではない」ことによるデメリットとして考えられるのは、主に前述した「学割や公的奨学金の利用が原則できない」点と、「卒業しても専門士の称号が得られない」点です。
これらは、経済的な計画や将来のキャリアパスにおいて、一部の方には影響が出る可能性があります。

しかし、アミューズメントメディア総合学院は、業界の第一線で活躍するプロの講師陣による実践的な指導や、豊富な業界との連携、充実したオーディション機会など、独自のメリットを数多く提供しています。
これらのメリットが、上記のデメリットを上回ると判断する生徒も少なくありません。

重要なのは、ご自身の目標や学習スタイル、そして将来のビジョンと照らし合わせ、学院の評判や教育内容、卒業生の進路などを総合的に比較検討することです

4. アミューズメントメディア総合学院はこんな人におすすめ

アミューズメントメディア総合学院(AMG)は、「専門学校」という枠にとらわれず、独自の教育方針と業界との強いつながりを持つスクールです。
アミューズメントメディア総合学院がどのようなタイプの方に特におすすめできるのか、その理由とともにご紹介します。

4.1 実践重視でエンタメ業界を目指すあなたへ

アミューズメントメディア総合学院は、現場での経験を重視する教育方針が特徴です。
エンタメ業界、特に声優やクリエイター分野でプロとして活躍するために、現役プロ講師による直接指導や豊富なインターンシップ、多数のオーディション機会を通じて実践力を徹底的に鍛えたいあなたに最適です
「早く現場で活躍したい」「プロの技術を直接学びたい」という情熱を持つ方にとって、アミューズメントメディア総合学院の実践主義は大きな力となるでしょう。

4.2 専門学校という肩書よりも中身で選びたい人

「専門学校」という認可の有無や形式的な肩書よりも、教育内容の質、卒業後の実績、業界とのつながりを重視して学びの場を選びたい方に、アミューズメントメディア総合学院は強くおすすめできます
アミューズメントメディア総合学院は認可校ではないからこそ可能な、業界ニーズに即した柔軟で実践的なカリキュラムを提供しています。
肩書や形式ではなく、本当に実力がつく環境、そして夢を実現できる可能性を求めるあなたにとって、アミューズメントメディア総合学院の教育方針と実績は信頼に値するはずです。

4.3 独自のチャンスを掴みたい人

アミューズメントメディア総合学院が長年培ってきた独自の教育システムや、業界との太いパイプに魅力を感じる方にもおすすめです。
例えば、75社以上ものプロダクションが1社ずつ開催する学内オーディションは、声優デビューへの大きなチャンスとなります。
また、高いプロダクション直接所属率もアミューズメントメディア総合学院ならではの強みと言えるでしょう。
他の声優養成所や専門学校にはない、アミューズメントメディア総合学院独自のチャンスを活かして夢を掴みたいと考えるあなたにとって、その充実したサポート体制は大きな後押しとなるはずです

5. まとめ

アミューズメントメディア総合学院は、認可を受けた専門学校ではありません。
しかし、認可の有無が教育の質や業界での実績と直結するわけではありません。
アミューズメントメディア総合学院は、現役プロ講師による実践的な授業や業界との太いパイプ、高いデビュー実績など、独自のメリットを数多く提供しています。
「専門学校」という名称にこだわらず、本気でエンタメ業界を目指すなら、まずは資料請求やオープンキャンパスでその教育内容を確かめてみることをおすすめします。